待機状態、または主電源スイッチを「切」にしているときに画面中央のやや上の部分に白い影のようなものが映るときがあります。 これはプロジェクションテレビの特性であり、映像を映すときには何ら影響ありません。
SシリーズではPB(ピュアブラック)スクリーンを採用しておりますが、このPBスクリーンは外光を吸収し、画面への映り込みを大幅に抑える構造になっております。しかしながら、画像を投射してない時は特性上、外光の一部がスクリーン内で拡散反射します。このとき、スクリーン上に光がぼんやりと浮かぶように見えてしまいます。
また、本製品と室内の照明や窓の位置関係、照明や外光の強さ、画面を見る位置などにより、白く光る部分の見え方は変わってきます。 弊社では設置における具体的な角度や位置関係といった推奨環境はありませんが、 外光の少ない状態する、またはそのような位置に変えることで、白く光る状態が低減させることは可能です。
本製品の状態を示すメッセージを表示しています。表示メッセージについてはトラブルシュートのページをご覧ください。
また、これら以外の表示は放送局側や、接続機器側からされているものとなります。
デジタル放送では問題がないのに、アナログ放送になると映像がざらつく・粗い・汚い・ちらつくといった場合があります。
これらは、デジタル放送とアナログ放送の方式の違いによるもので、本製品に限らず、他社製液晶テレビ・プラズマディスプレイといった大画面テレビの場合でも、程度の差はあるものの発生いたします。
画面が大きくなることで従来見慣れた映像が大きく映しだされ、映像に含まれるノイズ等も同様に大きく映すことになり、今まで目立たなかったノイズ等が見えてしまいますが、これは、製品の不具合ではありませんのでご了承願います。
テレビ映像の粗さ、きめ細やかさは受信する放送の走査線の数によって左右されます。走査線の値が大きいほう(一般的にはHDTV,デジタルハイビジョン放送)が、きめ細やかな画像となり、より美しい映像をお楽しみいただけます。
アナログ放送(SDTV)は走査線525本(有効走査線480本)ですが、デジタルハイビジョン放送(HDTV)は750本か1125本(有効走査線720本か1080本)です。その為、走査線の多いHDTVのほうが、きめ細やかな映像になります。
また、地上波デジタル、BSデジタル等、デジタル放送の特徴として、アナログ放送で見られる、ゴースト障害や外来ノイズによる画面上の乱れは理論上発生いたしません。
アナログ放送用テレビアンテナには、送信所からの「直接波」と、近隣の高層ビルや山などに電波が反射して到達する「反射波」の2つが受信されることがあります。直接波に対し、反射波が遅れて受信されることにより、映像の輪郭が二重(または三重など多重)にみえたり、映像の左側に縦線が見えたりすることがあります。これをゴーストと呼んでいます。ゴーストの見え方は反射波の強さ、遅れの大きさによって変わり、それらが大きいほど強く映像が乱れてしまいます。 尚、デジタル放送(地上、BS、CSデジタル)の場合は、理論上ゴーストは発生しません。
電気モーターを使用する機器や送電線の近くでテレビを視聴中、画面に白い点々が大量に現れる障害を「パルスノイズ障害」といいます。
一般的に空気の乾燥した冬の季節に多いと言われています。エアコン、電気冷蔵庫、 電気あんか・コタツなどサーモスタットを使用する温熱機器の場合、サーモスタットの接点が古くなってくると、その部分でスパーク放電を起こし、電気雑音が発生することもあります。
テレビ受信画面が縞模様となり見づらくなることを「ビート障害」といいます。 「ビート障害」の原因としては外来の電波による場合と、受信システム・テレビ受信機で発生する場合があります。
これらの現象は、受信感度を上げることにより解消されます。
Q&Aのページ受信感度を上げるには?をご覧ください。
「フラッタ障害」とは、 飛行機などの移動体によって電波が反射されたり、遮蔽されたりすることで、画面の明るさやゴーストが、時間とともに変化する障害をいいます。
これらの現象は、受信感度を上げることにより解消されます。
Q&Aのページ受信感度を上げるには?をご覧ください。
また近隣に空港施設等がある場合等は、そちらへご相談いただくことが必要な場合もございます。
画面全体にチラチラ雪が降っているように見えることからスノーノイズと呼ばれています。テレビへの電波電圧が低すぎる際に現れます。
まず、テレビ壁面端子からテレビへの接続が正しくされているかを確認します。接続ケーブルが老朽化していたり、安価なものの場合も障害が発生しやすくなります。
これらの現象は、受信感度を上げることにより解消されます。
Q&Aのページ受信感度を上げるには?をご覧ください。
画面上にいくつもの小さなブロックのかたまりのような動かない映像が現れる状態を、ブロックノイズといいます。
これはデジタル放送、受信において、画像データを変換する過程で処理容量が不足してくると、隣接する処理ブロックとの境界部分の差異が徐々に大きくなり、画像劣化した部分がモザイク状に見えることによります。
ブロックノイズは受信電波が弱い時に発生する現象です。各チャンネルの受信レベルを「設定メニュー/初期設定/受信設定」で確認し、必要な受信レベルを満たしているか確認してください。(注: 各数値は経験上の目安値です。)
これらの現象は、受信感度を上げることにより解消されます。
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モスキートノイズは、デジタル放送において圧縮画像を再生するときに、画像の輪郭部などに現れる、細かいもやもやとしたノイズのことです。このノイズは、画像中の「背景色が平坦なところ」で「コントラストが高い部分」に発生します。例えば、文字のように輪郭がはっきりとしているものや、空を背景に木の枝を撮影したような場合に見られることがあります。
これらの現象は、受信感度を上げることにより解消されます。
Q&Aのページ受信感度を上げるには?をご覧ください。
画面に縦・横の白っぽい帯びが出てゆっくりと移動する場合は『混変調』という受信障害です。
ブースターを取り付けている場合に発生することが多く、ブースターの出力レベルの調整不良が原因で発生することがあります。また、テレビの送信所付近にお住まいのお客様の場合、放送電波が強すぎるために発生する現象です。
接続端子の接触不良が発生している場合は、白っぽい横線が不規則に表示されます。
同時に音声に『ガガッ』と雑音が聞こえることがあります。
デジタル放送は、アナログ放送に比べ大容量の映像データ、音声、またデータ放送用の情報を圧縮して送信します。受信機側であるテレビはこれらのデジタル信号を受け取り、解凍し、テレビ用信号に変換して映し出します。従ってこれらの信号処理が行われる間、一瞬の遅れが生じます。
この現象は程度の差はあるものの、デジタルテレビ共通の特性です。
尚、受信感度が低い場合はこの遅延時間が長引く可能性がありますので、受信感度を改善することで、短くなる場合もございます。
Q&Aのページ受信感度を上げるには?をご覧ください。
ビデオ入力4またはビデオ入力5を表示させた状態で、2画面表示に切り替えを行なうと右画面の映像にノイズが入ります。この現象は製品の異常ではなく、仕様です。これはD2出力(プログレッシブ)以上の映像を表示させたときのみ発生するため、外部機器側で映像出力方法をインターレースに切り換えることで改善されます。
本機には時計を表示させるための機能は搭載されておりません。デジタル放送のチャンネル切換時に表示される時間は、デジタル放送のデータとして配信されている情報となります。表示の有無は放送局側の都合となります。
アナログ放送やBS1・2といった画面比率4:3の放送受信時に、「画面サイズ」を”ワイド”に指定している場合に発生する現象です。
画面サイズが”ワイド”に設定されている場合には、画面中央部の縦横比は変更せず、左右の端を画面いっぱいに広げて表示させます。そのため、画面の端が伸びたような表示になります。これは製品の故障ではなく、製品仕様です。
デジタル放送をご覧頂く場合には、16:9の映像となりますので、こういった現象は発生いたしません。
初回のデジタル放送受信から30日を経過した時点で、NHK放送では受信確認メッセージが表示されます。電話・インターネット・携帯Web・FAXでの消去手続きが必要になりますので、メッセージに従って消去して下さい。
詳しくは、最寄りのNHK各局、またはNHKホームページをご覧ください。(2007年10月1日現在)
これは、本機が動作準備を行っているためで異常ではありません。メッセージが消えるまでしばらくお待ちください。本体の主電源スイッチで電源を入れたときは、待機状態からの立ち上がりと比較して「しばらくお待ちください」 の表示が多少長くなる場合があります。
地上アナログ放送で、チャンネルを変えたあと数秒間、画面が明るくなったり暗くなったりする (画面がまたたく) 事がありますが、この現象は故障ではありません。この現象は、ゴースト・リダクション機能が、放送局から送信されるゴースト除去基準信号を感知し、調整する為に起こります。この現象が、ゴースト・リダクション機能によるものかどうかを判断するには、一旦ゴースト・リダクション機能を「切」にして現象が起こらなくなる事で確認できます。
またたきが気になる場合は、ゴースト・リダクション機能を 「切」 にしてご使用ください。
本機はI/P変換機能を搭載しております。入力されるビデオ信号のインターレース信号をプログレッシブ信号に変換する機能です。この処理のタイムラグをなくすことにより、解消される場合があります。
[メニュー]⇒[映像設定]から[プログレッシブ]をオフにして、解消されるかどうかご確認ください。
理論上、一般的にPDPや直視型LCDに比べ、プロジェクション方式の焼き付きの発生は少ないほうですが、皆無ではありません。焼きつきは同じ映像が長期間投射されつづけることにより発生します。4:3映像(アナログ映像等)をご覧になる場合に画面サイズを切換え、画面いっぱいに映るようにして視聴されるのもひとつの方策です。尚、使用環境によって発生の度合いは大きく異なります。
日常のお手入れの遵守、設置環境の改善なども重要となります。
放送局側の送信画像がもともと、16:9のハイビジョン仕様で制作されていない場合があります。
台風や雨、雪などの影響により衛星からの受信電波が弱くなっている場合は電波が弱くても受信を可能にするため、降雨対応放送に自動的に切り替える場合があります。降雨対応放送では画質や音質が少し悪くなります。(降雨対応放送:画面を縮めたり、コマ送りにするなどして放送の中断を防ぐ)
天候が回復すれば元の画質や音質に戻ります。
衛星放送(BSデジタル/110度CSデジタル放送)の電波は光の性質に近い特性をもつため、地上放送の電波とは異なり、雨や航空機など外来の影響を受けて電波が拡散され、受信感度が低下する場合があります。特に飛行機やヘリコプターなどが上空を飛来した場合、電波障害として一時的に音声や映像が途切れたり乱れたりする場合があります。これは故障ではありませんのであらかじめご了承ください。
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